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用途に合わせたシークワーサーの選び方
シークワーサーは収穫時期によって酸味や甘味のバランスが違い、それによって用途も変わるので選び方も違いがあります。
「青切りシークワーサー」の選び方

刺身や揚げ物、焼き魚などの油っこい料理にぴったりなのが、「青切り」と呼ばれるシークワーサーです。
爽やかな酸味が特徴の青切りシークワーサーとは、7月~10月頃に収穫される「青い実」のことを言います。
より新鮮な青切りシークワーサーを見極めるには、特に皮の色が濃い青緑の光沢、ハリがある実を選ぶことが大切です。
この頃のシークワーサーは酸味と苦味のバランスが良く、爽やかな香りが特に強いため、料理の合わせ調味料に使ったり、絞り汁を脂物の料理に直接かけることで、いつものお料理に爽やかさがプラスされ、美味しさもワンランクアップします。
- 刺身
- 揚げ物
- 焼き魚
- 酢の物
- ドレッシング
- シークワーサー酒
その他、お酢の代わりに使うこともできるので、醤油と混ぜてポン酢替わりにも。
さらにオリーブオイルを加えれば、簡単ドレッシングもできちゃいます!
青切りシークワーサーと泡盛(または焼酎)で「シークワーサー酒」を作ると、しっかりと香りが付き酸味が効いた爽やかなお酒ができるので、是非お試しください!
「完熟シークワーサー」の選び方

10月~12月頃のシークワーサーはやや黄色に変化し、酸味が減り甘味が増してきます。
12月~2月頃には完熟となり、みかんの様に黄色~オレンジ色に色づきます。
より新鮮なものを選ぶ時は光沢と張りのある実を選び、持った時にずっしり重い物が水分が豊富な証拠です。
軽い物は収穫してから時間が経っており水分が抜けて果肉がスカスカの可能性があるので、よく見極めて美味しいものを選んでくださいね。
- ジュース
- ジャム
- シフォンケーキやパウンドケーキ
- はちみつ漬け
- シャーベット
完熟したシークワーサーは、手でも簡単に剥けるほどの柔らかさになり、糖度は10%を超えるほど甘味が増すため、生のまま食べるのもオススメです。
すっぱい方が好きな人は10月~12月の黄色いシークワーサーを、甘めが好きな人は12月以降の完熟シークワーサーを選ぶと良いでしょう。
用途やお好みに合わせて選ぶ時期を変えて、いろいろな味を楽しんでみてくださいね!
シークワーサーの保存方法
生のシークワーサーは季節や使い方によって様々な保存方法があります。
生シークワーサーの保存方法と保存期間
夏場の暑くて湿度の高い時期は、乾燥させないことがポイント。
冬場であれば、そのまま常温保存で大丈夫です。
ただし、熟成してきたシークワーサーは、みかん同様、甘味が増して痛みやすくなるので注意してくださいね。
シークワーサーの保存方法 | 保存期間 | |
夏場 | 新聞紙に包み、ジップロックに入れて冷蔵庫へ | 約2週間 |
冬場 | 湿気が少なく涼しい場所なら常温でOK | 約2週間 |
果実を冷凍 | 皮を剥かずにジップロックに入れて冷凍庫へ | 約半年 |
果汁を冷凍 | 果汁を絞り製氷皿に入れて冷凍庫へ | 約1年 |
果実を冷凍した場合、食べるときはあらかじめ自然解凍しておきましょう。
果汁を冷凍した場合、製氷皿から一欠片ずつ取り出しやすく、お料理にそのまま使えるのでとても便利です。
手作りシークワーサー料理の保存方法と保存期間
シークワーサーを使っていろいろなものを手作りした場合の保存方法と期間の目安はこちらです。
手作りシークワーサー料理の保存方法 | 保存期間 | |
シークワーサー酒 | アルコール度数を35度以上にして冷暗所へ | 約2年 |
シークワーサージャム | 保存ビンを煮沸消毒し、冷蔵庫へ | 約3か月 |
シークウワーサー蜂蜜漬け | 冷蔵庫へ | 1~2週間 |
シークワーサー酒は熟成してくるとまた味に深みがでてくるので、味の変化もまた楽しみのひとつです。
ジャムはしっかり火を通し、保存ビンもしっかり煮沸消毒をすることをお忘れなく。
シークワーサーの蜂蜜漬けは火を通して無いため、糖分と反応して水分が出てきてしまいますので、色が濁ってきたら食べるのを止めましょう。
長期保存したい時は使いやすく小分けにして冷凍保存することがおすすめです。
手作りシークワーサー料理を美味しく頂くには、旬の時期に、食べやすい量で、新鮮な1週間ぐらいのうちに使い切る事で、シークワーサーの爽やかな香りがより一層楽しめます。
季節や用途に合わせ上手に保存して、長い期間シークワーサーを美味しく楽しみましょう!
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