沖縄特産品!シークワーサーとは?

20120522

シークワーサーの見た目はすだちのような小ぶりの果実で3cm〜5cmの青緑の果皮で熟すとみかんのような黄色になります。

花期は4月で小ぶりな白色の花を咲かせ香りはほのかに爽やかです。果実の味は酸味と苦味のバランスが取れた爽やかな香酸柑橘です。

「庭に植えると代々栄える」と言われている縁起の良い果樹で2m〜3m程の高さで庭木としても人気があります。もともと自生は沖縄なので温暖な地域で育てやすいですがマイナス5度位までは耐えることができるそうですが日当たりの良い所に植えるのが良いそうです。

 

シークワーサーといえば沖縄

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原産地は鹿児島奄美大島偉より南の地域で沖縄、台湾で柑橘系らしい温暖な地域自生しています。生産地は沖縄が99%を占めており沖縄の代表的な特産品の1つです。

15世紀から19世紀に栄えた琉球王国で芭蕉布と呼ばれる布織物との縁も深く、ふわっと柔らかくするのにシークワーサーの果汁を使用して洗濯する方法が広く伝わり琉球諸島で多く生産され一大産業の1つとなり人気も高かったようです。

その後広く普及され芭蕉布は一般家庭でも使われるようになり沖縄の特産品の1つとなりました。

それに合わせてシークワーサーも原木種を使った酸味の強い柑橘系として人気が高まりました。

収穫時期は8月〜9月で青切りの状態で出荷されております。

この時期酸味も強く湿度の高い暑い時期に爽やかさをもたらしてくれる一品です。

11月ごろに出てくるシークワーサーは黄色く熟し甘みも増したものになります。

和名はヒラミレモンでシークワーサーは沖縄の方言でシーは「酸」、クワーサーは「食わせる物」という意味があるそうです。

シークワーサーの花言葉は「優雅」

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シークワーサーの花言葉は「優雅」です。

また別名に「クニブ」といわれ、シークワーサーは9年目に果実がつくことから「九年母」と言われ訛り「クニブ」と言われるようになったとも言われていました。

「クニガー」とも呼ばれることがありますが実が熟すと黄金色に色づくことから呼ばれているそうです。

現在栽培される種類は生食用やジュース用として、「大宜味クガニー」「勝山クガニー」「カーアチ」が適していて、「伊豆見クガニー」は少し苦味があるようです。

現在種なし品種の「仲本シードレス」という品種が扱いやすいと言って人気が出ているようです。

愛媛や静岡で栽培される柑橘系は多くが甘みを増ように品種改良されているものがありますが、シークワーサーは今でも改良はされず14世紀と同じ品種で生産されていると言われております。